調香のお仕事いただきました。
こんにちは。
先日、お客様から調香ワークショップのご依頼をいただきました。
お母様とお二人でいらっしゃるという嬉しいご依頼😊
ご依頼いただいたメールにはこのようなご相談が添えられていました。
母はクチナシの香りが大好きで、寝室にもお花が枯れるまで飾っているほどです。
先生(僕のことです。)の感性で クチナシの香りをお作りいただいて、母が納得のいく香りができましたら多めに購入させていただきたいのですがいかがでしょうか。
ということでした。
えーっっ💦責任重大😱
本来NAP FRAGRANCE DESIGNのワークショップは最初からお客様に香りをお作りいただく趣旨で行っていますが、今回は特別に、ワークショップ当日までになんとかクチナシの香りを作ってみようと頑張ってみました!!
クチナシ。。。
僕自身は香りを勉強するまではクチナシの香りを特に意識したことはなかったのですが、クチナシの香りが好きな方がとても多いことを知って、咲いているのを見つけるとつい嗅いでみるクセがつきました。笑
とはいえ、今ここにないお花の香りを作るのは大変!!
僕の頭の中にうっすら残る記憶を頼りに奮闘しましたよ。
レシピはこちら。
元々ガーデニアという香料があるのですが、ガーデニアとはクチナシ属全般のことを指す学名だそうで、いわゆるクチナシの香りとはちょっと違うイメージ。(僕の当てにならない記憶では。)
本物のクチナシの香りって、もっとウォータリーなイメージ。甘さがあって瑞々しくて、ほんのりジャスミン的な香りもして・・・。ジャスミンっていい香りの奥底にムッとするアニマル臭が潜んでいるのをみなさんご存知ですか?笑
というわけで、香りの核になるミドルノートはガーデニアをメインに、メロン(caloneという水をイメージさせる合成香料をメインに作られています。)と、MUGUET(すずらん)とほんの少しだけJASMINEを。
トップノートには、ミドルノートの瑞々しさを壊さないようにライムをメインにほんのりグリーンを感じるレシピに。
ラストノートはVETIVER(ベチバー)で生の木を感じさせるワイルドさにOAK MOSS(オークモス)で少し湿気を帯びたような重さをプラス、最後にMUSKで全体を調和させています。
一応この出来上がった香りをサンプルとしてお出しして、ワークショップ当日に微調整出来たらいいかなぁと思っています。
フレグランス(香水)としてお使いになる場合はもう少し合成香料が多めでもいいかなと思うのですが、とりあえずは天然香料メインに優しく綺麗な香りに仕上げました。
気に入ってくださるといいな。😚
ワークショップのご依頼、お待ちしてます!!おひとり様からお気軽にどうぞ。