フレグランス の作り方
こんにちは。
nap hair&SPAのホームページをご覧くださった方はご存知だと思いますが、
近々新しいサービスを開始します。
サービスの開始までにはもう少しだけお時間がかかりそうなのですが、
今日はどうやって香りを作っていくのか実際にご説明してみようと思います。
まず、イメージする香りのタイトルを決めます。
そして、どんな香りにしたいのか具体的に考えてみます。
僕は今回作りたい香りは、以前バリのリゾートホテルで飲んだモヒートの思い出を香りにしたいなと思います。
灼熱の太陽の下、ミントたっぷりなモヒートが運ばれてきます。
雲ひとつない空と目の前には紺碧の海。
ひとくちめはミントが口いっぱいに広がり爽やかなのですが、実はこのモヒート、グラスの底にはザラメのようなお砂糖が沈んでいて、飲み進めていくほどに甘さのグラデーションが何とも言えずおいしいのです。
そんな思い出を香りにしようとおもいます😊
爽やかさを全面に出したいので、今回はトップノートが多めです。
シトラス、ベルガモットをメインにカシスの甘さをプラス、そこにプチグレンのエグみとローズマリーの清涼感も加えます。
ラベンダーはハーブの青臭さを表現するために入れています。
ジャスミンの香りは横に広がるというよりも、縦に滴り落ちるような厚みを香り全体に与えてくれます。
今回は少量入れるのみですが、香りの核になる重要な要素です。
ラストノートはムスクとピーチ。
香り全体をまろやかにまとめてくれるムスクと、ラストまで甘いモヒートをピーチで表現しています。
ところどころで香りのチェック。
イメージ通りの香りになっていなかったら、今作ったレシピを参考に第2ラウンドに進みます。
こんなかんじで3回まで試作品を作っていただいて、その中からいちばん気に入った香りを10ccの香水瓶に入れてお持ち帰りいただけます。もちろん試作品も全てお持ち帰りいただけますよ。😊
実は今回作った香りのレシピ、僕がフレグランススクールに通っているときに作った懐かしいレシピです。
今作るとしたら、ラストノートはピーチよりもベンゾインかな、とかトップノートにはミントやレモンも入れてもいいかなとか、リゾートっぽさを出すために少量CALONEを入れたいかなとか、アイデアがいろいろ浮かびますが、全くの初心者だった僕にしてはなかなかいい香りだなと自画自賛。笑
実際にフレグランスとして使うとなると、もう少しラストノートのボリュームがほしいところなので、この香りをベースにもう少し改良しようかな。
こんなかんじで香りを作っていきます。
今回は【モヒート】という、実存するものの香りを作るご紹介でしたが、実際には香りがない絵画であったり、風景であったり、人物であったりモチーフはなんでもいいのです。
大事なのはイメージを膨らませること。
イメージ通りの香りに近づけていく行程は、まるでセラピーのように自分の記憶や空想を掘り下げていくことにもなり、とっても楽しい時間ですよ。😊
ぜひ体験してみてくださいね!