調香WORKSHOPはじまりました。
こんにちは。
昨日は美容師友達のかおちゃんが、nap hair&SPAで新しく始めた
調香WORKSHOP
を体験しにきてくれました。
ワークショップの流れとして、まずはどんな香りを作りたいのか。という明確なイメージが必要になってくるのですが、そこはかおちゃん。しっかりとイメージを考えてきてくれました。
"子供心を忘れないピュアさと、内面の奥底に潜む魔女。
そして最後には甘くセクシーな残り香。"
ということで、ピュアさと小悪魔的な相反する二面性を表現しつつ、ラストノートにはフワッと漂う甘くセクシーな残り香、をテーマに調香を進めていきました。
ピュアさはトップノート、魔女はミドルノートで表現するとして、今回一番重要視したのは
甘くセクシーな残り香。
なので、最初に取りかかったのはラストノートの香り。
選んだ結果ムスクとシダーウッド、それにレザー(皮革)とバニラ。
そこに魔女の部分であるミドルを重ねていきます。選んだ香料は
ミュゲ(すずらん)、チュベローズ、ジャスミン、ナルシス、ヴァイオレットetc
ミュゲの可愛らしさとチュベローズの妖艶さ、それをアシストするその他の香料たち。
トップは可愛らしさをということで、ローズマリーをメインにグリーンをイメージさせつつカシスの甘さをプラス。そこにベルガモットでアシスト。
1度目の調合ではゲラニオールとかパルマローザも加えたりしましたが、3回目の調合では不必要なものは外して洗練された、でも一癖ある香りに仕上がりました。
トップからラストまでストーリーがあって、面白くていい香りだと思います。
最後、試作品を3つ作ったうちの一番気に入った香りを10ccのボトルでお持ち帰りいただくのですが、そこでかおちゃん、合成香料のアルデハイドを入れてみたい、ということになり急遽、アルデハイドとイソアミルサリシレートというなんだか強そうな名前の香料をプラス。
これがすごくよくて、さっきまでの香りがさらに垢抜けた香りになりました!!
ほんの一滴足しただけでも全く違う香りになってしまうこともある調香。
調香の楽しさ、奥深さがわかってもらえたら嬉しいです。
ご興味がある方はぜひトライしてみてくださいね。